「自分のヘアポロシティ(髪の多孔率)って知っていますか?」
私はずっと自分の髪は“ミドルポロシティ”だと思っていました。でも最近、それがガラッと覆る出来事があって…実は“ローポロシティかもしれない”と気づいたんです。
正直、かなり戸惑いました。というのも、これまで信じてやってきたヘアケアの方向性が、もしかしたらズレていたかもしれないからです。調べてみると、ポロシティは生まれつきだけでなく、ダメージの蓄積や生活習慣、年齢、カラーやパーマなどの履歴によって変わることもあるそうです。
だからこそ「今の自分の髪の状態」をちゃんと知るのってすごく大事なんだな、と実感しました。ポロシティが分かると、くせ毛ケアの迷子状態から抜け出しやすくなります。私もローポロシティ前提に、ヘアケアを思い切って見直しました。
もしまだ自分のポロシティを調べたことがない人は、「フロートテスト」をぜひ試してみてください。コップに水を入れて、髪の毛を1本浮かべるだけなのでとても簡単です。
ざっくり説明ですが、
ローポロシティの人は「インバスケア重視+軽めのスタイリング剤」でビルドアップを防ぐのが基本。
一方、ハイポロシティの人は「乾燥対策重視」のケアを意識するのがおすすめです。
この記事では、ローポロシティだと分かった筆者が、実際にどんなケアに切り替えたのか、どんなアイテムを使っているのかを中心に紹介していきます。
結論が先に知りたい方は「ローポロシニアのCMC補給計画」に進んでくださいね😊
ローポロ疑惑…カラーが入らない!
きっかけは、久しぶりのヘアカラーでした。
縮毛矯正を卒業したタイミングで、「ずっとやってみたかったカラーに挑戦しよう!」と思い、美容院へ。ところが…びっくりするほど色が入らず、なんとその日は施術料を免除していただくことになりました。
そんな出来事のあと、たまたまX(旧Twitter)で交流のあるブロガーさんのぜろはちさんが書かれていた“髪のポロシティ”についての記事を読み、「もしかして…カラーが入らなかったのって、ポロシティが原因なんじゃ?」と考えるようになりました。
思い返してみると、最近ちょっとした違和感が増えていたんです。
・日によって髪の乾燥具合がバラバラ
・艶が出ない日がある
・一部だけゴワついて、カールがきれいに出ない
でも正直なところ、「年齢的なものかな」と半ばあきらめていた部分もありました。
もしこれが、水分や薬剤を通しにくい“ローポロシティ特有”の状態だとしたら…。
これまで当たり前だと思って続けてきたヘアケアやスタイリング方法そのものが、実は合っていなかった可能性があるんですよね。
この気づきが、私のヘアケアを見直す大きなきっかけになりました。
こんなにあったローポロ疑惑

思えば~尊き~わが髪の~うねり~♪
- カーリーガールメソッドで推奨されるシンプル処方のシャンプーを使うと、逆に乾燥して髪質が悪化する。
- 油脂系カールクリームが、日によって妙に重く感じることがある。
- シリコーン入りクリームを使うと、夕方にはカールがだれてしまう。
- さらっとした水状ジェルのほうが、きれいにキャスト(被膜の固定)ができる。
- ムースを使うと、一日の終わりには髪がべたつく。
- ミネラル系・シリコン系のオイルでキャストを崩すと、べたつきが出る。
実はこれらはすべてローポロシティの特徴なんですよね…。

こんなに思い当たる節があるのに…
なぜ気づかなかったのか
実は私、カーリーガールメソッドを始めたきっかけが「ビビリ毛の補修」だったんです。
だからなのか、髪のごわつきに対する感覚がどこか麻痺していた気がしています。
「これくらいの乾燥やごわつきなら、あの頃のビビリ毛に比べたら全然マシ!」
そんなふうに自分に言い聞かせて、ちょっとした違和感をスルーし続けていました。
そこで今回、あらためてフロートテスト(髪がどれくらい水を吸収するかを見るテスト)を実施してみました。
結果は……
1時間経っても沈まない。
自分でもびっくりするくらい、分かりやすいローポロシティ判定でした。
ちなみに、夫にもやってもらったところ、こちらはほぼ即沈み(笑)
トリートメントしてもすぐパサついてしまうのは、ハイポロシティが原因かもね〜と話してみたのですが、本人はあまり興味なさそうでした。
でも、こうやって目に見える形で髪質の違いが分かると、これまでの「なんとなく合わない…」の正体が少しクリアになった気がします。
ローポロシニアのCMC補給計画

♪調べものがスキ
では、ローポロシティだと分かった場合、具体的にどんな対策をすればいいのでしょうか?
ローポロ特有のごわつきや乾燥、カールの艶不足…。これをどう改善していくのか、自分なりにかなり掘り下げて調べてみることにしました。
ポロシティについては、カーリーガールメソッドだけに絞らず、ヘアケア業界や化粧品業界のサイトも幅広くリサーチ。特に海外ブランドの公式サイトは「ポロシティ」をかなり重視していて、髪質だけでなく
・ポロシティ別
・髪色別(ブロンド用・黒髪用など)
といったように、かなり細かくカテゴリー分けされているのが印象的でした。
一方で、日本のプロダクトを探してみると「ポロシティ別シリーズ」は、ほとんど見当たりません。同じ“乾燥毛”でも、ポロシティが違えば必要な成分もケア方法も変わるはずなのに、まるで「日本人は全員同じ髪質」前提のような商品設計。個人的には、ちょっと不思議に感じました。
美容系YouTuberさんの中には、このあたりに触れている方もいて、「たしかに…」と納得。自社商品を持っていない分、忖度なしで話せるのかもしれません。

どうするか決めた?
調べていく中で見えてきたのは、どうやら自分の髪は
コルテックスの隙間やキューティクル同士をつないでいる“CMC(細胞間脂質)”が不足している可能性が高い、ということ。
内部がスカスカの状態だと、カールがうまく安定しないのも納得です。さらにCMCは、キューティクル同士の“潤滑油”の役割もしているので、ここが整えば髪のしなやかさが戻ってくるかもしれません。
あとローポロシティの髪って、もともと内部の隙間がかなり狭いそうなんです。
そのため、ケラチンなどのタンパク質系の補修成分をたくさん入れてしまうと、「補修しているはずなのに、なぜかゴワつく…」という現象が起きてしまいます。
一生懸命ケラチン系トリートメントを続けているのに手触りが悪くなるときは、もしかしたら“髪に詰め込みすぎ”が原因かもしれません。
そんなわけで「髪の内部の乾燥対策」を最優先でやっていくことにしました。
CMCについてもっと知りたい!という方はこちらのサロンブログがわかりやすかったです。

そして以前使っていた「髪風船さんのビビリ毛補修セット」を引っ張り出してみたところ……
なんと、その中にCMC関連のプロダクトが2種類も入っていて、しかもまだ残っていたんです。
「え、こんなところに!?」という感じでした。記憶が曖昧なシニアあるあるかも…。

あるもので小さく始めるのがスキ
手順はこんな感じです。
- シャンプー(アマトラシャンプーは保水保湿に優れているのでこれまで通り使用)のあと、髪の毛がまだ暖かいうちにCMCローションをスプレー。
- このローションは洗い流しは不要。
- 乾燥がひどい箇所にはリードオイル(油溶性CMCでこれもノンシリコン)をなじませる。
- あとはいつものようにNaturelyのヘアミルク&ホホバオイルでコーティング。
翌日の髪は、とにかく柔らかくなっていて手触りもかなり良好。
正直、たった1日でここまで変化を感じられるとは思っていなかったので、かなり驚きました。
スタイリングはいつも通り、
スプレーで髪を湿らせる → カールブラシで束を作る → エルコスフィクサーで蓋
というルーティン。
今回使い始めたCMCローションとリードオイルの大きな特徴は、シリコンなどのいわゆる「塗膜系成分」が入っていないこと。
そのおかげで、ビルドアップしにくい設計になっているのが、今の自分の髪にはかなりありがたいポイントです。
市販の「CMC配合トリートメント」を見ていると、意外とシリコン入りのものが多いんですよね。手触りをよくする目的を考えると、それ自体は悪いことではないと思っています。
今の私の課題は「質感アップ」よりも「溜め込まないこと」。
ビルドアップを防ぎたいので、現段階ではできるだけシリコンは避ける方向でケアを組み立てています。
こちらが使用前・使用後の写真です。
束感が分かりやすいように、少しだけフィルターで調整しています。
使用期間は約2週間。


ちなみに、使用後の写真で強く見えるツヤはフィルターの効果ではなく、上から当たっている照明(普通の家庭用ライト)を反射しているためです。
シニア世代の、いわゆる「ツヤが失われやすい髪」にライトを当てても、簡単に天使の輪ができることはほとんどありません。
それを考えると、ノンシリコンのアイテムだけでこの反射が出ているのは、正直かなり驚きでした。
変化としては、中間部分のカールがより力強くなり、うねりの回数が1回増えたように感じています。
毛先については、おそらくCMCの効果で髪質がやわらかくなっているため、ややだれ気味。気になるほどではありません。
もしかすると、今後はCMCの使用量を少しずつ減らしていってもいいかもしれないな、と感じています。
面白いのは、
柔らかくなっているのに、カールの手触りはしっかりしていること。
何よりカールに弾力とツヤが出ると、全体的にとても健康的に見えるんですよね。
シニア世代のカーリーヘアにとっては、こういう変化は本当にうれしいポイントです♪
シニアの髪の毛
今回感じたのは、
シニアに差し掛かるこのタイミングで「髪」を真剣に見つめ直す機会が得られ
とても幸運だなということです。
これから歳を重ねるほど、今学んでいる知識やケアの習慣が役に立つはず。
そう思うと、未来の自分への大切な投資をしている気分です。
しばらくは、この「CMC補給ケア」を継続してみようと思っています。
また変化があれば、その都度レポートしていく予定です。
ポロシティに着目したヘアケアは、実はカーリーヘアだけのものではなく、シニア世代の一般的な髪の悩みにも幅広く応用できそうですね。
髪のツヤがなくなったり、手触りが悪くなったりするのは、多くの人が感じやすい変化だからこそ、正しい方向でケアできるようになったら嬉しいです。
どんな変化が出るのか、楽しみです♪😊
補足
CMCとキューティクルに関してはかずのすけさんのブログがとてもわかりやすく理解が深まりました。
実はコルテックスが密に詰まっていて、キューティクルの枚数が多い人でも、
このCMCがしっかり補充されていれば
ガチガチ・ゴワゴワの髪の毛にはほとんどなりません。強靭で頑丈なのに美しい髪の毛が少し油っぽいように見えるのは
CMCという油性成分がしっかり毛髪を覆っているからです。
つまり
パサパサでゴワゴワの髪の毛の本当の原因はこのCMCの不足によって
毛髪のキューティクルが柔軟性を失っていることなのです。
髪の毛の保湿&保水に関してはシャンプーソムリエのいばらさんの動画を参考にしました。いばらさんはハイポロシティなのですが、シャンプーソムリエの立場から髪の毛の構造やカールが出る仕組みについて忖度なしのわかりやすい解説をしてくださっています。


