「更年期」とは、一般的に閉経の前後あわせて約10年ほどの期間を指すと言われています。
絶賛・更年期まっただ中の私ですが、正直なところ「え?これって本当に10年で終わるの?」というくらい、ダラダラと長く続いていて…なかなかしんどいです。
先輩方の話を聞いてみると、
「気づいたら終わっていた人」もいれば
「かなり長引いた人」もいて、
終わりを感じるまでの期間は本当に人それぞれ。症状の出方や強さも、まちまちなんですよね。
しかも、この年代は“更年期症状だけ”では済まないことも多くて。
体のあちこちに不調が出てきたり、別の治療が必要になったり…。
私も今まさに、更年期症状と並行しながら、他の不調の治療も進めていて、正直かなり大変です。
それでも、「もう少し若いころに、これを知っていたら楽だったかも」「事前にこうしておけば違ったかも」
そんなふうに思うことが、少しずつ増えてきました。
このブログでは、更年期を迎える前にやっておけばよかったこと、知っておきたかったことを、私自身の体験ベースで書いていこうと思っています。将来娘が読んでくれるといいなと期待しています。
また実際使って良かったプロダクトも紹介します。
歯科治療
若い頃(20年くらい前)に治療した歯が、ちょうど更年期と同じタイミングで「再治療が必要」になってくること、意外と多いです。
ただでさえ
疲れやすい、
体調が日替わり、
メンタルも不安定…
そんな中で歯科治療に通うのは、正直かなりしんどい。
予約を取っていたのに体調が悪くて行けなかったりすると、それだけで自己肯定感がガクッと下がります。
更年期って、ただでさえ落ち込みやすい(いわゆる更年期うつ)時期なので、余計なストレスはできるだけ減らしたいんですよね。
だからこそ、40歳を過ぎたら歯科検診と治療は早め早めに動くことを本気でおすすめします。
正直、この年代って
子どもの教育費
住宅ローン
親のこと
…と家計的にもかなりキツい時期。
それでも、歯のケアは「後回しにしないほうがいい先行投資」です。
もうひとつ、意外と大事だと思っているのが
「主治医の年齢」
自分が40代で、先生がすでに同世代〜上の世代の場合、自分が本格的に更年期に入る頃には、その先生が引退されてしまう可能性があります。
そうなると、また新しい歯医者さん探しからやり直し…。
しかも「歯が痛くなってから探す」と、冷静な判断ができなくて、ヤブ医者に当たる確率も上がります。(これ、わりとリアルな話です)
なので、
更年期に入っても長く診てもらえそうな
「少し若めの先生」を見つけておくのは、かなり大事なポイントだと思っています。
フロアフロスは繊維の束が半端なく密なので歯茎の歯垢がごっそり取れます。
これを使い始めて歯の表面がつるつるしている状態を保てるようになりました。
歯間ジェルは再石灰化を促進すると言われているフッ素入り。歯間ブラシやタフトブラシに付けて使えて便利です。
テぺの歯ブラシは歯医者さんで勧められたのですが、これも歯がつるつるになります。毛先が細いところと太いところがあるので歯茎には優しく効率的に歯垢を落としてくれます。Amazon等でまとめて買うとお得です。
システマジェルは高濃度でフッ素高配合。ジェルで弱った歯茎にも優しく、泡立ちすぎないのですすぐのがラクですし、フッ素をとどまらせるために軽めにすすぐのが良いようです。
コレステロールをコントロールしておく
40代を過ぎると、健康診断の結果を見てドキッとすることが増えてきます。
体重はそこまで変わっていないのに、
中性脂肪が高めだったり、
コレステロールがじわっと上がっていたり…。
もし少しでも数値に異変が出ていたら、「まあいいか」と流さずに、早めに対策しておくのがおすすめです。
激しい運動じゃなくても、
少し意識して歩く時間を増やす
食事をちょっと見直す
こういう小さな積み重ねが、あとあと本当に効いてきます。
血液の状態が整っていると、体の不調も起きにくくなります。
逆に、巡りが悪い状態が続くと、更年期の不調も強く出やすいと感じています。
「血流がすべて解決する」はかかりつけの鍼灸師さんが教えてくれた書籍です。西洋医学とは違う視点から身体をみつめるきっかけにもなりました。
さらに現在は薬膳をゆるく始めて体調管理に役立てています。
更年期症状を少しでも軽くしたいなら、
「血液を整える生活習慣」を早めに身につけておくのは、かなり大事なポイントだと思っています。
エクオールは女性ホルモンと似た働きをしてくれると言われているので40代半ばくらいから飲み始めました。今は一日2個飲めば良いプチもあります。
ドライなつめは女性の味方。少し良い物を選ぶのが良いと思います。安価なものですと農薬が心配なのと品質にばらつきが。ふっくらしているものはそのままおやつに食べられます。もし固いものにあたったらなつめ茶に。
眼を大事にする
更年期後半に入ってから、いきなりドライアイになりました。
もともと視力も良くて、これといった目のトラブルもなかったので、正直かなり酷使してきた自覚があります。
でも、ドライアイって…想像しているより何倍もつらいです。
・夜中に目が開かなくなって救急に行った
・半年ほどパソコンがほぼ使えなかった
(画面がつらい、大きい画面は特につらい。でもスマホの小さい画面なら短時間は見られる…という状況)
本当に、日常生活にも仕事にも大きな支障が出ます。
これも歯科と同じで、
40代を過ぎたら目の定期検診は必須だと心から思います。
すでにドライアイ傾向がある場合は、
「様子見」ではなく、ちゃんと治療を続けることも大切。
目の不調は、思っている以上にQOL(生活の質)をごっそり持っていきます。
特に声を大にして言いたいのが……
寝る前のスマホ、やめましょう。
これは本気です。(キリッ)
やめても生活に支障なんて全くありません。
むしろ睡眠の質が上がるので、いいことしかないです。
ドライアイの原因のひとつが脂不足。マイボーム腺から分泌する脂の質をよくするために目元の温活は欠かせません。あずきシリーズは繰り返し半年ぐらいは使えるのでコスパ最高です。ほんのり香るあずきの香も個人的に大好き。
目元の清拭は主治医にも勧められました。でも痒みや痛みがある時は無理して行う必要はないとのこと。わたしは拭くタイプのほうが好み。朝、眼の周りをキレイにしてから目薬、そしてお化粧という流れです。
家族との関係を見直す
更年期のつらい症状って、私の感覚では「うつ」にかなり近いと思っています。
やりたい気持ちはあるのに体が動かない。
やってみても、これまでと同じようにはできなくて自己肯定感が下がる。
「できない」と周りに言えなくて、気持ちだけどんどん追い詰められていく…。
正直、挙げだしたらキリがありません。
だから私が強くおすすめしたいのは、
更年期になる前に家族に宣言しておくこと。
「更年期に入ったら、今まで通りにはできなくなるかもしれないから、自分のことは自分でできるように準備しておいてね」と、あらかじめ伝えておくんです。
できなくなってから言うのは、本当にしんどいです。
メンタルにもきますし、
家族が不満そうな態度をとったりすると
「どうしてわかってくれないの?」って余計につらくなります。
でも、事前に話しておくだけで、少なくとも自分の気持ちはかなり救われます。
正直、家族がどこまで理解してくれるかは期待しすぎなくていいと思っています。
夫は何度説明しても「???」でしたし、
子どもはもっと理解できないのが普通です。
もしご自身が家族の介護をしていたり何らかの事情で家族の助けが得られないという場合、早めに外部の援助を探しておくと良いと思います。地域の社会福祉協議会や民間の家事ヘルパーさんなど探してみると意外とたくさんありました。わたしは生活クラブのケアサービスのシステムがとても良いと感じたので何かあったらすぐ来てもらえるようチェックしてあります。
それでも
「更年期だから、できない日がある」
「全部はやれない」
という前提を、あらかじめ刷り込んでおくだけでも全然違います。
私は40代後半くらいから、夫にじわじわ刷り込みを始めました。
男性って意外と、「理屈で理解できる」と動いてくれる人が多い気がします。(ビジネス脳なのかも…)
今では、
料理後の片づけ
水回りの掃除
は夫が担当してくれています。
私は料理が好きなので「作るだけ」に役割を絞ったら、すごく気持ちが楽になりました。
もしパートナーが全然動かないタイプなら、迷わず食洗機を導入しましょう。
更年期の皿洗いは…なぜか心までしんどくなるので、本気でおすすめしません(笑)
ワタミの宅配は去年から使い始めました。子どもが独立して毎食二人分の献立を考えるのが少し億劫になったのが理由です。一度アカウントを作るとLINEからミールキット、常温のお弁当、おかずだけのお弁当、など自由に注文できるので便利です。スキップするのも自由。わたしは定番おうちごはんが飽きずに食べられて好きです。栄養士さんがついている献立なので最低限これだけ食べておけば大丈夫という安心感があります。
まとめ
思いつくままに書いてきましたが、ここまで読んでくださってありがとうございます。
更年期までまだ時間がある方は
「へぇ、こんな考え方もあるんだ」くらいで、頭の片隅にそっと置いてもらえたら嬉しいです。
そして、今まさに更年期まっただ中の方は…
たぶん、共感されながら読んでくださった部分もあったのではないでしょうか。
今のアラカン世代は、昭和の価値観がまだ色濃く残っていて、
「更年期」という言葉そのものに抵抗がある方も多いように感じます。
でも、私たちはこれから超高齢社会を生きていく世代。
もしかしたら「更年期より先の人生」が長くなる可能性が高いのです。
だからこそ、
更年期はゴールではなく、ひとつの通過点。
この先のシニア生活も、できるだけ元気に、できるだけ自分らしく過ごしていきたいなと思っています。
どこかの誰かの、ほんの少しでも参考になっていたら嬉しいです☺️


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