HSP気質のおはなし

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本当のじぶん

コロナ自粛期間中に一冊の本と出会いました。

『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』イルセ・サン著

【HSPチェックリスト付き】鈍感な世界に生きる 敏感な人たち (Highly Sensitive Person (HSP) ) (心理療法士イルセ・サンのセラピー・シリーズ) [ イルセ・サン ]

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感想(13件)


Highly Sensitive Person略してHSP。ビビビと来ました。

言葉では説明しきれない何かとてつもなく自分にとって大切な物事との出会い。

昔からそういう直観に抗えないことが多い。

(そしてこの性格についても理由があったのです!)

  • いつも周囲の人に振り回されて、心身が疲れ果てる
  • 責任感が強く、仕事や家事を抱えてしまう
  • 相手に表情、におい、音などに過敏に反応してしまう
  • 人が多く集まる場所だと落ち着かない

本の帯に書かれていたコピーです。これを読んでピンと来た方は一度読んでみることをおすすめします。

最初に申し上げますと、

この本を読んだからと言って自分の性格が変わるとかそういう劇的な変化は起こりません。

少なくともわたしはそうでした。

HSPは病気ではなくて気質です。ですから治せるというものではありません。

そういう物事のとらえ方をする脳(気質)が関わっているのです。

治せないなら知っても仕方ないんじゃない?

本当にそう思われますか?

自分がHSPだということを知ってこれまでの人生に起きてきたことを

深く納得された方は多いのではないでしょうか。

原因がわかったのだから、何か楽になる方法はないのだろうかと思うのが

人情というもの。解決方法があるはずです。

これからお話することは、
本書を読んでHSP気質であると自覚したわたしの私的な覚書となります。
もしかしたら同じ感覚を抱いている方がいるかもしれない。
ご参考になれば幸いです。

疲れてしようがないのはなぜ?

これまで大きな行事や仕事のあと寝込むことが多く、

身体が弱いからと周囲から言われ自分でもそう思い込んでいました。

疲れの原因は刺激を受けやすい気質のほうにあったのでした。

情報過多、刺激だらけの現代において刺激を受けないようにすることは本当に難しい。

自分の場合、ダメージの中でも大きいのが人疲れ。

相手の好き嫌い、はあまり関係ありません。

愛する家族であっても長時間一緒にいると疲弊します。

一室ですごす家族旅行とかも実は苦手。

その理由は。共感力が高すぎるから。相手に合わせてしまいすぎるから。

五感が敏感なため、悲しいこと、うれしいことという相反する感情でも

心をゆさぶられるという同じレベルで影響を受け疲れてしまうのです。

なら共感しなければいいんじゃない?と思われるかも?

それができないんです。そういう風に物事をとらえるよう脳がプログラミングされているんですね。

コンピュータと違ってアンインストールはできません。

HSP気質の人は呼吸をするように無意識に周囲の刺激を敏感に受け取ってしまう。

親からも身体を鍛えるためにいろいろスポーツをすすめられました。

でもスポーツしてもダメでした。いくら鍛えても寝込んでしまうことは変わらず続きました。

人疲れは人には相談しづらい。説明しにくい。

ましてや子育て期は自分の都合で動くのがとても難しい。

子どもの学校等の行事のあとは文字通り廃人です。

体力がないからわたしはダメなんだ。

自分を責め続けると自己肯定感がもぎとられ、こうすればよかった、ああすればこうなった?

と自問自答と後悔から抜け出せない。

ですから、自分と同じように感じている人たちが自分以外にもいるのだと知ったことは衝撃でした。

え、どうしてこの著者は、親でさえ知らないわたしのことをこんなにも深く知っているの?

でも…繊細さがこのつらさの原因だということはわかったけれど、

繊細ゆえの生きづらさとどう付き合ったらいいのでしょうか?

「繊細さん」の本 「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 武田友紀/著

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感想(0件)

そんなときこちらの本がそっと背中を押してくれました。

著者の武田友紀さんは、HSP専門カウンセラーでご本人もHSPです。

HSPも千差万別。

音に敏感な人もいれば視覚が過敏という方もいます。味覚や触覚に反応してしまうひとも。

わたしは聴覚過敏のようで苦手な音が聞こえてくると動悸がします。

本書にはHSPの方のいろんな特徴が書かれていますが、

自分がすべて当てはまるかというとそうではない。

試行錯誤しつつ自分の心地よい着地点を探すことが

遠いようで実は近道なのではないかと思います。

それにしても自分がHSPであると自覚する前は

みんなと同じようにできない自分にばかり目が行ってしまっていました。

自分はダメ人間なのだ、という思い込みから解放されたことは本当に大きなできごと。

これからは自己嫌悪する必要はないのです。

わたしはストレスマネジメントに全振りすることに決めました。

これまで周りの状況に振り回されてきた自分を労わっていこう。

自分のケアができるのは自分しかいないのですから。

1に睡眠、2に睡眠、3,4がなくてとにかく寝る!

てっとりばやく疲労やストレスを解消するために、

わたしが選択したことは。

とにかく寝る。

眠れなくても横になって目を瞑る。これだけでもだいぶ変わります。

そんなこと皆やってる?

いえいえ、それに関してはちょっと説明させてください💦

睡眠は肉体だけではなく、心(脳なんですけど)の疲れも回復してくれる

神様からの贈り物だったのです。

睡眠はストレスを半減してくれます。

HSP気質の人は色んなことを考えすぎて睡眠を無意識に削ってしまう傾向にあります。

睡眠を削ることで余計疲れは蓄積し、回復も遅れるという悪循環に陥いります。

寝たいときは寝ていいんです。そんな当たり前のことをこれまで考えたこともなかった。

寝込むことに罪悪感を覚えすぎて、ぎりぎりまで寝込むことを避けるのもHSPあるあるかも。

もちろんHSPにも色々なタイプの方がいらっしゃるでしょう。

不眠に悩む方も多いと聞きます。

不眠はまず医療的な手段でケアする必要があるかもしれません。

あくまで日常のストレス管理のひとつとして、睡眠は簡単でお金もかからない良い方法だと思います。

寝具を好みのものに整えるのも楽しいですよ。

これから出会う人たちへ

最近、自分はHSP気質ですと発信される方も多くなってきました。

書店に行くと心理学のコーナーに関連書籍もたくさん出ています。

教育現場でも配慮すべきことのひとつになるのは時間の問題かもしれません。

先生が知っているか知っていないかで、HSP気質の子どもたちの安心感が

まったく違うものになると思います

余談
わたしは小学一年生のとき、声が小さいという理由で居残りをさせられました。
先生は熱心に大きな声を出す練習を続けてくれましたが、結局その場限りでしたね。
生徒の個性をあるがままに引き受けてくれる先生が増えてくれることを
切に望みます。

実は現実ではHSPですという人にまだ逢ったことはありません。

そうじゃないかな?と感じる人はちらほらおられます。

あとアーティストの方の言動で、あ、同じかも?と思うことも多いです。

実際女優さんはHSPが向いている職業でもあります。

もしお仲間がいらしたら、そっと共感していただけたら嬉しいです。

これからもHSPに関する気づきを発信していけたらと思っています。

そうだ、旅にでよう HSPとして旅行の時に気をつけていることを書きました😊

本日もお付き合いくださりありがとうございました。

それではまたお会いしましょう!

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